オリジナル曲3曲に、リミックス2曲、ヴォーカルレス3曲からなるCD。
ヴォーカルには先日ベストを発表した、霜月はるかさんを迎えています。ベストアルバムを聴く限りでは、霜月はるかさんは合唱出身の歌唱力と
祝福されているとしか思えない恵まれた声質を武器に、情感たっぷりに
歌い上げるスタイルを得意とするヴォーカリストという認識でしたが、
ここで聴ける歌声はかなりクールで格好良いものとなっています。
その歌が作品の宇宙的な世界観にとても良くマッチしていると思います。
以前発表したAncient Colours Infinityという作品を聴くと、大陸の
民族音楽を歌うようなこぶしの効いたヴォーカルも披露していましたし、
本当に彼女の引出しの多さ、表現力の豊かさには感心させられてしまいます。
もちろん曲の方も素晴らしいです。
浮遊感のあるリズムで引き込むM-1、ヴォーカルに負けじと叙情性を演出する
ピアノがリリカルなM-2、深い決意を内に秘めた様な歌声に魅了されるM-3と
オリジナル曲は全て名曲レベルで、全体を通じてスペイシーなキーボードや
良く歌うベースラインが活躍するのも嬉しい所です。
リミックスも歌を大切にしたもので、特にM-5なんかはオリジナルと比べても
甲乙のつけ難い出来です。ちなみにM-1、M-2、M-4は英詩ですが、
割と平易な英語で書かれている為、世界観に入っていきやすくて良いです。
私は霜月さんの名前に惹かれて購入しましたが、予想以上に曲が良くて、
良い買い物をしたと思いました。これだけのマテリアルがこの値段ならば
安いものではないでしょうか。ずばり必聴盤です。