まず、このCDを評価すれば、「メリ・ハリが無く、かといって癒される曲にもなっていない中途半端なCD」といえる。
1曲目はメンバーの青山孝の作曲。作詞はフォーリーブスの4人。
タイトル"It's more 愛"ですが、けったいな題名。「いつも」と「It's more」をかけていることは分かるが、和製英語っぽさがなんとも言えぬ中途半端さを出しています。曲はいかにも「シティー・ポップス」を基調にしているという感じ。大した印象に残らない。右から左にすぐ抜ける。ナガラ族には良いBGMか?
2曲目「踊り子2002」及び3曲目「見上げてごらん夜の星を」ですが、オリジナルの方がずっとメリハリが効いている。アレンジが失敗した悪い例でしょう。
全体的に言える事ですが、フォーリーブスの歌では、4人の声のミキシングの割合で【黄金率】があります。
それは、一番歌の上手い青山孝が4割、2番目に上手いおりも政夫が3割、北公次が2割、最後に一番歌が下手な江木俊夫が1割で歌声をミキシングすることがフォーリーブスが一番上手く聞こえる【黄金率】だと思います。
しかし、このCDではこの【黄金率】を無視して4人ともほぼ同じ割合でミキシングしたので、結果、フォーリーブスとしては、全然上手く聞こえなかった。歌の上手い青山氏のリードボーカルが強いと心地よく聞こえるが、このCDは下手な歌が強く混じったいるので、耳障りに思えた。
特に2曲目では、北氏のソロ・パート。あのガラガラ声、何とかならなかったのか・・・?昔どおりに北氏がソロ・パートをやる必要性はあったのか?疑問に感じる。オリジナルどおりなら、なんで3曲目では青山氏のソロ・パートを無くしたのか?彼の歌声が癒し感を感じさせるのに誠に残念である。あきれるくらい中途半端なやり方である。
私の推測では、青山氏の作曲した曲が入っているため、リードボーカルを遠慮したのではないかということである。
これが逆に裏目に出たと思われる。
せっかくファーリーブスのCDを聴くのであれは、現役時代の”The very Best of Four Leaves"を聴くことをお奨めする。